(まないたいしやま) | |
山行報告書 京都田辺山友会 報告者 北村正博 | |
山 名 紀泉アルプス 俎石山(まないたいしやま) 山行名 春の市民登山 ルート 六十谷駅―井関橋―井関峠―懴法ヶ岳(東峰・西峰)―大福山―俎石山―箱作駅 |
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山行日 2012年 4月 8日 (日) 天 候 快晴 | |
参加者 リーダー:北村正博 サブリーダー:中島貞夫 男性: 石田、植西、梅澤、岡部、小川、片山、金本、倉光(正)、後藤、園上、 津田 坪田、中田、西上(正)、西川、広瀬、村上、山下、弓仲 女性: 岡本、加藤、樺山、倉光(展)、河野、内匠、玉井、徳田(幸)、西上(素) 藤富(慶)、山田、吉野、吉津 (一般) 男性:近江、高谷、古野、堀 女性:秋山、大野、勘川、木曽、北川、下郷、福居、松岡 会員:男性 21名 女性 13名 合計 34名 |
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コースタイム 新田辺 集 6:30~6:50 発 ⇒六十谷駅 着8:30 ~発 8:35 ⇒登山口 着 9:03~9:13 発 ⇒井関橋 着 9:50 ⇒井関峠 着 10:20~発 10:35 ⇒ 懴法ヶ岳 着 10:45 発 10:55 ⇒大福山(昼食) 着 11:13 ~発 12:00 ⇒俎石山 着 12:15 ~発 12:34 ⇒箱作駅 着 14:30 ~ 発 14:42 ⇒新田辺 着 16:00 |
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山行報告 第27回京田辺市民総合体育大会参加事業の一環として春の市民登山を実施させて戴きました。 今年は少し趣を変えて、和歌山県と大阪府にまたがる和泉山脈の西に位置する紀泉アルプス、 中でも一等三角点を持ち名前のユニークな俎石山を目指すことにしました。 どうして『まないたいし』なんて変わった名前が付けられたか興味を抱かせましたが、 特にその回答は見つけられず、ただ、400~500mの山々が連なるそのどっしりとした山容が、 その名前の由来につながったのだろうと想像するしかありません。 当日は絶好の花見日和。開花時期が遅れていた桜もちょうど満開を迎え、この山域に群生する山桜の光景に期待が高まります。 出発準備をスムーズに終え、6:50に新田辺を出発。紀ノ川SAで休憩をとり、 早くも8:30に六十谷に到着。登山道まで、車が往来する狭い生活道路を歩く為、 一列縦隊を守り大きな声で注意を促す。青空の下、周辺の山々には山桜が色とりどりに 咲きほこり、ソメイヨシノの白い輝きとのコントラストがとても美しい。 9:03 登山道手前の駐車場で桜を見ながら体操と会長の挨拶を行う。 口畑、奥畑ののどかな山村風景を楽しみながら、道端で売られている"よもぎもち"にも目と口を奪われて9:50 井関橋に到着。 いよいよこれから登山道に入る。道は勾配も少なく歩きやすい。 30分すると視界の開けた井関峠に着く。気温も上り、少し厚着のせいもあって汗をかく。ここには東屋が設けられ、少し長めの休憩をとる。 懴法ヶ岳までは10分程の登り。 東峰、西峰と南西方向に展望のきく頂上からは、手前に紀ノ川や和歌山市内、遠く有田まで見通せる。 今日は黄砂もなくスッキリ見えてとても気持ちがいい。 暫し展望を楽しんだ後、11:13 大福山に到着。ここは、広く展望のいい頂上で観世音菩薩と書かれた祠が二つ、花が綺麗に飾られている。 西の視界が開け、多奈川火力発電所や 淡路島がどーんと大きく眺められ、景色を見ながらゆっくりと早めの昼食を楽しむ。 昼食の後は、いよいよ俎石山だ。12:15 狭くあまり展望のない頂上で早速記念撮影。 丁度居合わせた方にシャッターをお願いするも、狭い頂上で46人の集合写真を撮るのに四苦八苦して下さった。 この方は山の管理人で、団体で来た私達を歓迎してくれた。 撮影を終えるや否や、ひび割れた一等三角点を確認して、展望の良い北展望台に移動する。 ここからは、大きく広がった大阪湾に関西国際空港がはっきり見渡せ、 飛行機の離発着も確認できる。この雄大な景色をバックに集合写真を撮り、 充分に景色を堪能した後、箱作へ下山する。 歩きやすい尾根道で勾配も少なく安全に歩ける。欲を言えば、'左右の雑木林が邪魔しなかったらもっといい景色を見ながら歩けるのに'と 思いながら徐々に高度を下げて行く。そんな思いの中、時々視界が開け、逆に感動を覚える。 その内、新しく開発された桃の木台の舗装された外周道に出る。 公衆トイレのあるゲート前で各自クールダウンを行い、14:30 予定時刻よりも1時間早く箱作駅前に到着した。 その後、バスの中でゆっくり喉を潤す時間も無く、16:00 新田辺駅に到着する。皆さんお疲れ様でした。 会員各位、特にCL,SL等担当して戴いた方々のおかげで、事故も無く無事下山できたことに感謝申し上げます。有難うございました。 ヒヤリハット:なし |
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一口感想(一般参加者)
◆天気も良く、全員無事下山できお世話になりました。各班との連携も良く取れ、安全な山行でした。(近江 叡) ◆天気・気温・景色も良かった。春、これから体を動かすには最高の春登山でした。今日一日ありがとうございました。(高谷芳治) 紀泉アルプスと名称されている為、もう少し変化にとんだ山行を期待していましたが、ハイキング程度の山行で少し期待はずれ!!ごめんなさい。 追伸 私一人の考えですが、山一日歩けば寿命三日間延ばす…というのが私の自論。55歳から登山を始め16年間。3000日以上寿命を延ばせたと自負しております。
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会員感想集 | |
市民登山と京都田辺山友会 岡本 綾子
俎石山の山の名前も、「俎」の漢字もはじめて知りました。名前といえば今日も何人かの方に同姓同名ですねと言われ、今まであまり感じなかったのですが、 2年前、市民秋山登山で京都田辺山友会を知り、入会して6月で1年になります。 友人と参加しましたが、なぜかバスの席が離れてしまい、私はY会長の隣でジョーク交じりの軽快なトークを聞いていました。 あの時、Y会長の隣に座らなければ入会していただろうかと考えると、どんな形にしてもコミュニケーションが大切です。 年に2回の市民登山は、山友会員以外の方との交流の場になりますので、バスや昼食時間にそれぞれにかたまらないで、 友人とハイキングから軽登山に行くようになって、その延長で市民登山に参加しました。まわりには山に詳しい者がいなかったので、 当会に入会して良かった事は、ベテランの先輩方に習い登山の基礎を学べた事や3000m級の山にチャレンジ出来た事です。
◎俎石(まないたいし)山という名前が面白い。どんな形のした石や奇岩?に出逢えるのか少し期待していた。 お昼時間もゆっくり出来て楽しい一日となりました。皆様有難うございました。 (吉野美智代) ◎日本で次々に起った大きな災害、特に原発問題と将来に、痛みと不安を感じ、何をしてもすっきりしない毎日を送っていた。 本当に豊かな山。だから日本人は止められないのですよ。もっとも日本人を止めることはできませんがね。 ◎俎石山の名前に誘われて参加しました。 今日は天気に恵まれ、山桜が咲き、関西空港が見え、大満足の一日でした。 皆さま有難うございました。(徳田幸子) ◎今年になって4度目の山行きでした。月1回の参加率のため、新教育部長様からお叱りを受けた。又 腹回りも元の94cmに戻り、体重も増える一方。 ◎春が来た…山に来た 長い冬眠を破って、久しぶりに春山に参加しました。寒さの長引いたこの冬でしたが、当日は雲一つない快晴。高速道路のお蔭で、あっという間に南国和歌山に到着。 ◎今年も市民春山に参加します。「俎石山」なんと、この山の名前を読むことができません。場所はどこにあるの、大阪と和歌山の府県境らしい。 ◎市民春山登山といえども、市民の方の参加動機はさまざまです。 春の野山草花を楽しむ人、山から下界の風景を望む方、 ◎万全の準備と受け入れ態勢に、天候が恵まれて無事終了して大変良かったとおもいます。今年の俎板石山のコースはハイキング程度の山で、 ◎家を出る時は超冷たかったが陽射しは一日中温かく最高の山行日和に恵まれた。 ◎天気に恵まれすばらしいハイキング日和でした。今まで寒さをこらえそそくさととっていた昼食を久しぶりにのんびりと味わいました。 山は低くてもしんどい。なめてはいかん。 (広瀬 秀憲) 俎石山や大福山の由来はなんだろうと思いながら、帰宅後にネットで調べるも, 正解にとどかず、海南市の「自然と本の会」に由来を聞いてみた。 大福山の由来は山上のお寺から大福を撒いた故事からだそうです。登る途中で地元の方がお餅(大福)を売っていて、みなさん買い求めていた。 |
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俎石山山頂(420m) |
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俎石山北展望台(後方は関西空港、大阪湾) |
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六十谷駅から登山口へ 桜を愛でながらの体操 炉端で”よもぎもち”の販売 | |
口畑の山村風景を楽しむ 井関峠の東屋で休止 楽しいランチパーティー |
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大福山で景色を見ながら昼食 大阪湾・関空を望みながらの下山 木々の切れ間から景色を楽しむ |
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もうすぐ桃の木台へ 紀泉アルプスをバックに箱作に向かう |
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(写真・文書提供 北村氏) ノコギリ刃のような紀泉アルプス |